【外壁材の種類と特徴】

【外壁材の種類と特徴】

塗料に種類や特徴があるように外壁にも様々な種類が存在します。住まいの印象を大きく左右する素材になり、どんな特徴があるのかお話していきます。

一般的に使われている外壁材にサイディング、モルタル、コンクリート、タイルなどがあり1つ1つにメリットデメリットがあるのでそちらも併せてお伝えしていきます。

サイディング

現在外壁材として主流になっているのが窯業系サイディングです。サイディングには他に金属系サイディング、木質系サイディングと種類がありますが現在使われている8割程が窯業系サイディングを採用しているといわれています。セメント質と繊維質を主原料に、圧力釜で高温高圧で作られたものでレンガ風や石積風などの多彩な加工が可能なのが特徴です。

<サイディングのメリット>            <サイディングのデメリット>

*デザインが豊富で色んな柄や色が選べる      *熱を吸収しやすく、溜めやすい

*価格が安く、施工性が高い            *防水機能がない

*耐火性、耐震性に優れている           *コーキングを維持するためメン

                          テナンスが必要

モルタル

昔、最も外壁材に使われていたモルタルはセメントと砂を混ぜて水で練ったものになります。ペースト状で施工性がよく外壁以外にもレンガや石を接着する用途で使われることもあります。

<モルタルのメリット>             <モルタルのデメリット>

*デザイン性が高く、耐久性に優れている    *ひび割れしやすい

*コーキング材の補修不要           *防水機能がない

*遮熱効果がある               *汚れやすい

コンクリート

セメント、砂、砂利、水などを練り合わせて出来たものです。モルタルより見た目に粗さが出ますが砂利が入っているためひび割れしにくいことが特徴です。

<コンクリートのメリット>        <コンクリートのデメリット>

*耐久性が高い             *重たい素材のため強い地盤が必要

*防音効果がある            *夏は暑く、冬は寒くなる

*室内スペースを広く確保できる     *カビや結露が発生しやすい

タイル

タイルの原料は粘土、または無機質のものを成形し、高温で焼き固めた板状の建材のことをいいます。内装や浴室などの保護や装飾に使用されることもあり、住宅の印象を決める外壁に人気の壁材です。

<タイルのメリット>         <タイルのデメリット>

*高級感のある仕上がり       *費用が高い

*丈夫で劣化が起きにくい      *きちんと施工してないと外壁材から剥がれてし

*傷や汚れに強い           まう

外壁の質によって耐久性や防水性、価格の違いが出てきます。今ご自分の住まいの外壁材は

どんな素材でしょうか?塗装工事する際それぞれ壁に合った塗料を選んで長持ちさせた

いですよね。次回、外壁に使われる塗料についてお話ししていきます。