マット仕上げともいわれる「艶消し塗料」は和風の住宅にはとても馴染み高級感をも演出できる塗料です。しかし、見た目の良さの裏には隠れたデメリットがあります。
今回はデメリットの部分をお伝えしますので、塗料選びの際にはデメリットを考慮して選択するといいでしょう。
艶消し塗料デメリット
その1:艶有り塗料より耐候性が低い
ほとんどの艶消し塗料には、艶有り塗料に艶を消すための添加剤である「艶消し剤」が混ざっています。このため、他の物質が混ざることで塗料の強度が若干低下する可能性があることを理解しておきましょう。
その2:汚れが付きやすい
艶消し塗料は、表面をざらつかせ、光を拡散する添加剤によって光沢を抑えています。そのため、表面に汚れやホコリが多少付着しやすくなる傾向があります。
その3:艶有り塗料に比べ価格が高い
一般的に艶消し塗料の価格は艶有り塗料の1.1倍程高いです。それは艶消し剤が作られる工程に関係があります。艶消し塗料は、艶有り塗料に添加剤が加えられていることと、その手間が加えられ作られます。その分価格も高いというわけです。
その4:色選びに注意が必要
艶消し塗料は光を反射しないため、暗めの色を選ぶと予想以上に重い雰囲気になることがあります。
このように艶消し塗料にはいくつかのデメリットがあることを知ったうえで、塗料選びをするようにしましょう。